ワープ航法の技術が確立し、人々は地球を離れ銀河へと居住を移した。
多くの惑星国家が誕生し、それにより様々な摩擦や軋轢が生じ、対立と抗争の時代の幕開けとなったのである。
数次に渡る惑星間戦争の末、ひとつの組織を設立した。
『宇宙惑星連合』である。この連合によって、人々は平和と安全の維持、そして人類のさらなる繁栄を目指した。
宇宙惑星連合成立以前の武力戦争の多くは、地球時代のそれと大きくは違わず、
やはり、国家間の経済問題に端を発するものが顕著であった。
この事から、宇宙惑星連合は成立と同時に、その組織の中に惑星国家群相互の関税と貿易を監視し、
取り締まる実行機関として、GOTT(Galactic Organization of Trade and Tariffs=銀河通商関税機構)を設立
。
大規模紛争の火種を未然に防ぐべく活動を開始させたのであった。
キディ・グレイドから50年後、ノーブルズが没落した時代がキディ・ガーランドの舞台になる。
西暦 | |
2010年 | 有人宇宙船火星到着 |
2025年 | 軌道プラットフォームステーション完成 |
2055年 | 軌道エレベーター完成。宇宙への玄関が大きく開かれる |
2080年 | 火星のテラフォーム開始 |
2081年 | 有人宇宙船太陽系外へ |
2092年 | 超光速航法の発見、および技術開発の活発化 |
2108年 | 太陽系外恒星系探査開始 |
2130年台 | 太陽系外恒星系のテラフォームと、それに伴う殖民が始まる |
2134年 | 本格的殖民惑星の成立をもって、『星暦』を設定。星暦元年となる。 |
星暦 | |
51年 | ワープゲイト網が惑星国家系ごとに結ばれる |
60年台 | 太陽系外自治殖民惑星が80を越し、独立の気運が高まる |
80年 | 殖民惑星の独立が、政治、外交的問題として条件つきで認められる。これにより102の惑星国家が誕生 |
137年 | 地球を中心とした『国家惑星連邦』と外圏惑星の集合体『惑星共和国連合』の間で交易経済摩擦が発生。第一次限定戦争が勃発する |
139年 | 第一次限定戦争終結後、ふたつの連合体から脱退する惑星国家が続出。地域紛争や動乱が増加する |
162年 | 地球が直接攻撃を受け、第二次限定戦争が勃発 |
165年 | 惑星ドーフが殲滅兵器によって壊滅。これによって第二次限定戦争が終結し、統一集合体『宇宙惑星連合』が成立する |
171年 | 地球が宇宙惑星連合の管理惑星となる。これによって、地球における一般人の居住の制限が開始される |
206年 | 惑星国家数が200に到達。内、宇宙惑星連合加盟惑星国家は149国 |
233年 | 地球が『原器惑星』の指定を受け、不可侵とされる |
268年 | 外圏資源惑星で、ワープや重力制御系に必要とされる 力量子物質をめぐる経済摩擦から、第三次限定戦争勃発 |
302年 | 惑星『アズランティア』のテラフォームが失敗。大規模災害に |
321年 | 宇宙惑星連合の規約に基づく、各惑星国家間の相互保証が強化される |
328年 | キディ・グレイドの世界 |
354年 | 時間凍結事件 惑星『アズランティア』を使って銀河の破滅を試みたものを阻止する。 |
379年 | キディ・ガーランドの世界 |