国内最大規模のインターネットの掲示板、「2ちゃんねる」の有料サービスを利用している会員のクレジットカード番号や名前などの個人情報およそ3万件が、外部に流出した可能性があることが分かりました。
情報セキュリティー会社の「ネットエージェント」によりますと、流出した可能性があるのは、「2ちゃんねる」の過去の書き込みなどを閲覧できる有料サービス「2ちゃんねるビューア」を利用している会員のクレジットカード番号や住所、名前、メールアドレスなどの個人情報およそ3万件です。
今月に入って、「2ちゃんねる」とは別のインターネットの掲示板にこれらの情報が投稿され、現在も閲覧できる状態になっているということです。
「2ちゃんねるビューア」の運営会社は、ホームページで顧客情報が流出したことを明らかにしたうえで、流出した情報の範囲や原因については調査中としていて、NHKの取材に対してはこれまでのところ回答がありません。
クレジットカードの情報が流出していた場合、悪用される可能性があることから、情報セキュリティー会社の「ネットエージェント」は、心当たりのある利用者はカードの利用を停止するなど注意するよう呼びかけています。
ネット掲示板「2ちゃんねる」を閲覧するための有料サービス「2ちゃんねるビューア」会員のものとみられるクレジットカード番号などの個人情報が、ネット上に流出していることがわかった。
情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)によると、約2万9000人分のカード番号、カードの名義、有効期限、住所、電話番号、メールアドレスが流出していた。
【須藤龍也】インターネット掲示板「2ちゃんねる」の有料閲覧サービスの会員の個人情報が、ネット上に流出していたことが分かった。氏名や住所、クレジットカード番号などで、約3万件にのぼる可能性がある。
情報が流出したのは、2ちゃんねるのサーバー管理会社(米国)が運営する有料閲覧サービス「2ちゃんねるビューア」。2ちゃんねるは無料で閲覧できるが、年3600円の有料会員は過去の書き込みの検索などができる。
流出していたのは、会員登録の日時、ログインIDを兼ねたメールアドレスやパスワード、氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号、カードの不正利用を防ぐためにカードに印刷された3、4桁の数字(セキュリティーコード)。個人情報とみられるのは3万2586件にのぼり、このうち、朝日新聞が有料会員に取材したところ、6人が自分の個人情報と確認した。
約3年前から有料会員の男性会社員(31)は26日午前3時すぎ、流出した情報に自分の名前を見つけた。住所やカード番号などが一致。カード会社に何度か電話し、つながったところ「2ちゃんねるの件ですね」と言われたという。
セキュリティーコードが流出したため、第三者によるカード不正利用の危険性がある。このほか、会員が掲示板に書き込んだ履歴とみられる情報も流出し、匿名掲示板にもかかわらず書き込んだ会員が特定される可能性がある。
情報流出の原因はわかっていない。昨秋の取材に、2ちゃんねる関係者は有料会員数は15万人としていた。朝日新聞は、2ちゃんねるのサーバー管理会社に経緯に関する質問を送ったが、26日正午現在、返答はない。
インターネット掲示板「2ちゃんねる」の有料利用者とみられる約3万人分のクレジットカード情報などがネット上に流出していることが26日、分かった。カードの有効期限や不正利用を防ぐためのセキュリティーコードも含まれており、クレジットカード会社は「決済に使われる危険性が高い」と注意を呼びかけている。
ネットセキュリティー会社「ネットエージェント」によると、流出したのは、2ちゃんねるの過去の記事を閲覧できるソフト「2ちゃんねるビューア」を平成23年7月以降に購入したとみられる約3万人分の氏名やカード番号、有効期限、セキュリティーコード、メールアドレスなど。
有料利用者の情報を含む約10個のファイルが21日夜から別の掲示板で閲覧できる状態になっている。ほかに2ちゃんねるの投稿履歴が記載されたファイルや、投稿IDとメールアドレス計6万件以上のリストなども流出しており、匿名記事の投稿者が特定される可能性もあるという。
ネットエージェントは、2ちゃんねるのサーバーが不正アクセスされ、情報が流出した可能性があるとみて解析を進めている。
インターネット掲示板サイト「2ちゃんねる」の有料会員のクレジットカード番号やメールアドレスとみられる情報が、ネット上に流出していることが26日、分かった。
同日までに、約4万1千人分のメールアドレスや、約3万件のクレジットカード番号とみられる情報が2ちゃんねるとは別の掲示板に掲載されていた。
掲載された情報を分析した情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京、杉浦隆幸社長)は、アドレスや番号は、2ちゃんねるの有料会員のものの可能性が高いとみている。
2ちゃんねる側は公式にコメントしておらず、詳細は分かっていない。
「2ちゃんねる」情報流出 米企業にサイバー攻撃か
インターネット掲示板サイト「2ちゃんねる」の有料会員のクレジットカード番号やメールアドレスとみられる情報が、ネット上に流出していることが26日、分かった。
同日までに、約3万件のクレジットカード番号とみられる情報や約4万1千人分のメールアドレスや氏名、住所などが2ちゃんねるとは別の掲示板に掲載されていた。
通常は見られない過去の書き込みが閲覧できる「2ちゃんねるビューア」という有料サービスを提供する米国の会社は26日、「サイバー攻撃の被害に遭い、顧客のデータが一部流出した」として顧客に謝罪する文書をホームページで公表した。
ただ同社はネット掲示板に掲載されたカード番号などが会員の情報かどうかは明言せず「流出した情報の範囲や詳しい原因は現在調査中」としている。
掲示板の情報を分析した情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京、杉浦隆幸社長)は、カード番号やアドレスは2ちゃんねるビューアの会員のものである可能性が高いとみている。
複数の大手カード会社には25日夜から、2ちゃんねるの情報流出を理由にカードの使用停止を求める連絡が相次いだ。〔共同〕
2ちゃんねる「有料会員」3万人分流出 政府、マスコミ関係者もダダ漏れに衝撃
2013/8/26 12:44
巨大掲示板「2ちゃんねる」で過去ログなどの閲覧ができる有料サービス「2ちゃんねるビューア」(通称:●)の利用者情報3万2586件が流出したことがわかった。
運営元のN.T. Technologyがウェブサイト上で2013年8月26日明らかにした。お知らせ文はその後削除されている。流出したデータには、政府機関やマスコミ、大手企業関係者と見られる利用者のものも含まれ、混乱が広がっている。
何者かが匿名で情報公開
これらのデータは通信匿名化ツール「Tor」を通じて何者かが公開したものと見られる。25日夜になって情報が拡散、2ちゃんねる上で「なりすまし」が相次ぐなどして判明した。
流出したデータには、2ちゃんねるビューア利用者の氏名やメールアドレス、クレジットカード番号、住所、電話番号などかなり詳細な個人情報が含まれている。名簿の中には、メールアドレスなどから外務省など政府機関職員や朝日新聞を始めとするマスコミ、このほか大手企業の関係者と推測される利用者も。また別のデータには、こうした利用者がどのような書き込みを行っていたのかを示す履歴も保存されている。
現在、2ちゃんねる運営関係者が流出の有無を確認できるサイトなどを立ち上げ、情報の確認、カードの利用停止などを呼びかけている。
はるかぜちゃんは辛辣な一言
カード情報の漏洩はもちろん、場合によってはこれまで匿名で行ってきた書き込み内容なども白日にさらされかねない事態だけに、利用者からは悲鳴が相次ぐ。なおこうしたパニックにタレントの「はるかぜちゃん」こと春名風花さんは、ツイッターで辛辣なコメントをしている。
「2ちゃんねる情報流出の件(ω)クレジットカード情報とかまで流れたのはお金のことだからさすがに良くないとおもうけど、匿名で調子のってあることないこと書いたりしてた人たちには、いい勉強になったんじゃないのかぬ(ω)自作自演とか、ステマとか、誹謗中傷してた人おつかれさまだぬ(ω)」
多くの匿名ユーザーが集う大規模掲示板群「2ちゃんねる」に書き込む時の規制を回避したり、古くなってアーカイブ化されてしまったスレッドを読むのに使われるのが「2ちゃんねるビューア(通称:●)」。この●を利用する際に登録した情報や、2ちゃんねるのキャップとトリップのパスワード、さらにクレジットカード番号・住所・電話番号など、多数の情報が漏れていることが発覚し、大騒ぎになっています。